“ステッキ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:すてっき
語句割合
洋杖62.0%
35.4%
力杖1.3%
植字台1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幅員はばが三十三メートルもあるその大通りのまん真中を、洋杖ステッキをふりふり悠然と濶歩かっぽしてゆくのだった。こんな気持のよいことはなかった。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
コツ/\と、ステッキさきで下駄の鼻を叩いた。其顏には、自ら嘲る樣な、或は又、對手を蔑視みくびつた樣な笑が浮んでゐた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
時に、妙法蓮華経薬草諭品みょうほうれんげきょうやくそうゆほん第五偈だいごげなかばを開いたのを左のたなそこささげていたが、右手めていた力杖ステッキを小脇に掻上かいあ
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
植字工は自分の前に原稿を置いて、左手には植字台ステッキと云ふ、縁のある鉄の定規を持つてゐる。