“半”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なかば52.0%
なか34.7%
はん10.0%
なから0.9%
ナカラ0.7%
0.4%
0.2%
ばん0.2%
オッド0.2%
ナカバ0.2%
(他:2)0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心を尽して描きめしが、如何なる故にかありけむ、その亡骸なきがらみる/\うちに壊乱えらんして、いまだその絵のなかばにも及ばざるに
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
現在の姑たちについて私の考は右のように希望と悲観となかばしているが、しかし未来の姑については全く新しい紀元の開かれることを期待している。
姑と嫁について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
おくみは馴れない手附をして、なかば冷くなつた紅茶を飲みながら二人のお話を聞いてゐた。青木さんはサンドヰッチを一つ二つおあがりになる。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
自分はなかば風に吹き寄せられた厚い窓掛の、じとじとに湿しめったのを片方へがらりと引いた。途端とたんに母の寝返りを打つ音が聞こえた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ちかづいてると艇中ていちうには一個いつこ人影ひとかげもなく、海水かいすいていなかばを滿みたしてるが
車に乗った天女に抱かれて、多人数たにんずに囲まれてかよった時、庚申堂こうしんどうわきはんの木で、なかば姿をかくして
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「なんだか天気がちっとばかりおかしいけれど、明日の朝のはんごろには木更津へ着くって言いますから、案じるがものはありますまいねえ」
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「ゆうべ、この千吉の妹のやつが、殺されたんです。いつぞやお話し申し上げた、柳橋から雛妓おしゃくに出ていたおはんというです」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゆうべお旗本のがま本多ほんだ部屋へやで、はんつづけて三ったら、いうてのにわか分限ぶんげんでの
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
そこで、「法師なからかむ」と訓み、代匠記初稿本や考の解釈の如く、「半分になってしまうだろう」と解釈する方が一番適切のようにおもえる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
法師ほふしらがひげ剃杭そりぐひうまつなぎいたくなきそ法師ほふしなからかむ 〔巻十六・三八四六〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
二度目の機は、初めの日数のなからであがった。三反の上帛を織りあげて、姫の心には、新しい不安が頭をあげて来た。五反目を織りきると、機に上ることをやめた。そうして、日も夜も、針を動した。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
二度目の機は、初めの日数のナカラであがつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
二度目の機は、初めの日數のナカラであがつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
二度目の機は、初めの日數のナカラであがつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「なに、そんなことはねえ、新さんとお光さんの仲人なら俺にゃ過ぎてらあ。だが、仲人はいいが……」と言いして、そのまま伏目になって黙ってしまう。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
「え、よろしいどころなものですか、今日もお医者から……」と言いして、お光は何と思ったか急にことばを変えて、「何しろたちのよくない病気なんですもの」
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
と清之介君が言いした時、女中が後片附けの都合で又顔を出した。それを好いことにして妙子さんは、
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ある日の夕暮ゆうぐれ、京の町を歩いていると、ある家のじとみ(小窓)から鼠鳴ねずなきをして(浅草の六区や玉の井の女が鼠鳴きして客をよんだが、これは古代からのならわしである)手を指し出してその男をよんだ。
女強盗 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
やがて火事が発見され、村のスリばんがうちならされた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
オッド」とか
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
家族のナカバ以上は、太宰帥ダザイノソツのはな/″\しい生活の装ひとして、連れられて行つてゐた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ハアフペンスに*ファシング」
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
泣いても喚いても、あと僅か二時間とハーフの命。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)