“半外套”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんがいとう40.0%
はんぐわいとう20.0%
はんぐわいたう20.0%
ペリーヌ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は半外套はんがいとうを着込み、恐ろしく油じみた黒じゅすのチョッキにネクタイなしでいたが、その顔全体が、油でてらてらしている鉄の錠前みたいであった。
はなししてところへ、突然とつぜんはやしなかから、半外套はんぐわいとうた、草鞋わらじ脚半きやはんの、へんやつた。
一停車場あるステイシヨンで、かれとなりた、黒地くろぢ質素しつそ洋服やうふくて、半外套はんぐわいたうはおつて、鳥打とりうちかぶつた山林局さんりんきよく官吏くわんりともおもふ、せた陰氣いんきをとこが、薄暗うすぐらまどからかほして、とほりがかりの驛員えきゐんんでいた。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ママの居間へ行ってみると、鼬鼠エルミン半外套ペリーヌや大礼用の長手袋までだしてある。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)