“突然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いきなり43.4%
とつぜん29.9%
だしぬけ24.5%
えきなり0.4%
どん0.4%
にはか0.4%
にわか0.4%
ゆきなり0.4%
ゐきなり0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこまでがほんとの話で、突然(いきなり)、まつは愁(つら)いとみな仰(おし)ゃんすけれどもなア——とケロケロと唄(うた)いだすのだった。そして小首を傾(かし)げて
すると其時(そのとき)夕刊(ゆふかん)の紙面(しめん)に落(お)ちてゐた外光(ぐわいくわう)が、突然(とつぜん)電燈(でんとう)の光(ひかり)に變(かは)つて、刷(すり)の惡(わる)い何欄(なにらん)かの活字(くわつじ)が意外(いぐわい)な位(くらゐ)鮮(あざやか)に私(わたくし)の眼(め)の前(まへ)へ浮(うか)んで來(き)た。
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
突然(だしぬけ)に西だの東だのったって、容易に分かりゃしないわ、考え込んでいると、丸顔の肥(ふと)ったもう一人のお役人が磁石を出しかけたの。
ニッケルの文鎮 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
林「出て往(ゆ)くも往(え)かねえも要(い)らねえ、否(えや)なら否(えや)で訳は分ってる、突然(えきなり)頭部(あたま)にやして、本当に呆れてしまう、何だって打(ぶ)ったよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「弱つた! 君がああして取緊(とつち)めてくれたのは可いが、この返報に那奴(あいつ)どんな事を為るか知れん。明日(あした)あたり突然(どん)と差押(さしおさへ)などを吃(くは)せられたら耐(たま)らんな」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
私(わたくし)は幾度(いくたび)か口(くち)を開(ひら)きかけたが、此時(このとき)大佐(たいさ)の顏色(がんしよく)は、私(わたくし)が突然(にはか)に此事(このこと)を言(い)ひ出(だ)し兼(か)ねた程(ほど)、海圖(かいづ)に向(むか)つて熱心(ねつしん)に、頓(やが)て櫻木大佐(さくらぎたいさ)と、其(その)海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)のに會(あひ)合(あ)ふべき筈(はづ)の、橄欖島(かんらんたう)附近(ふきん)の地勢(ちせい)
時にたまたま天の神ありて突然(にわか)に棄老の王宮に降(くだ)り、国王ならびに諸臣に対(むか)ひて、手に持てる二(ふたつ)の蛇(へび)を殿上に置き、見よ見よ汝(なんじ)ら、汝らこの蛇のいづれか雄(お)にしていづれか雌(め)なるを別ち得るや
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
持ちたる故隨分(ずゐぶん)用心(ようじん)はすれども白晝(ひるひなか)の事なれば何心なく歩行(あゆみ)來(きた)りし所手拭(てぬぐひ)にて顏を包(つゝ)みたる大の男三人現(あら)はれ出(いで)突然(ゆきなり)又七に組付(くみつく)故(ゆゑ)又七は驚きながら振放(ふりはな)さんと爲(す)る所を一人の男手(て)を指込(さしこ)み懷中(くわいちう)の金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
最早(もはや)問答(もんだう)も無益(むえき)と思(おも)つたから、私(わたくし)は突然(ゐきなり)船長(せんちやう)を船室(ケビン)の外(そと)へ引出(ひきだ)した