“活字”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわつじ62.5%
かつじ37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると其時そのとき夕刊ゆふかん紙面しめんちてゐた外光ぐわいくわうが、突然とつぜん電燈でんとうひかりかはつて、すりわる何欄なにらんかの活字くわつじ意外いぐわいくらゐあざやかわたくしまへうかんでた。
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
二号にがう活字くわつじ広告くわうこく披露ひろうさるゝほかなんよくもなき気楽きらくまい、あツたら老先おひさきなが青年せいねん男女なんによ堕落だらくせしむる事はつゆおもはずして筆費ふでづひ紙費かみづひ
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
ほかの子供達には四角でかたくてぴんとした紙に活字かつじで刷った修業証をくれたのだが、私のだけは、半紙を二つ折にして、筆で何か小さく書いたものだったのだ。
六時がうってしばらくたったころ、ジョバンニはひろった活字かつじをいっぱいに入れたひらたいはこをもういちど手にもった紙きれと引き合わせてから、さっきの卓子テーブルの人へって来ました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)