活字かつじ)” の例文
ほかの子供達には四角でかたくてぴんとした紙に活字かつじで刷った修業証をくれたのだが、私のだけは、半紙を二つ折にして、筆で何か小さく書いたものだったのだ。
六時がうってしばらくたったころ、ジョバンニはひろった活字かつじをいっぱいに入れたひらたいはこをもういちど手にもった紙きれと引き合わせてから、さっきの卓子テーブルの人へって来ました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「恐ろしいものです。絹子さん、あなたは活字かつじの信者になっちゃあいけませんよ」
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
小さなピンセットでまるで粟粒あわつぶぐらいの活字かつじつぎからつぎへとひろいはじめました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ジョバンニは何べんもをぬぐいながら活字かつじをだんだんひろいました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)