“箱”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はこ79.9%
ばこ18.8%
ケージ0.7%
ケース0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巫女くせよせばあさんははこつゝんだ荷物にもつそのまゝ自分じぶんひざきつけてつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そのとしあきの、ちょうど彼岸ひがんごろでありました。外国がいこくから、ちいさなかるかみはこがとどきました。
青い花の香り (新字新仮名) / 小川未明(著)
おじいさんは、はこなかから、一ぽんふとふでをとりだして、いいました。それは、しろふででありました。
山に雪光る (新字新仮名) / 小川未明(著)
小砂利こじゃりをいっぱいんだはこうえに、先刻さっきのどなった、元気げんき若者わかものっていました。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自転車じてんしゃうえちいさなはこ舞台ぶたいなかには、見覚みおぼえのあるあかトラのていました。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、母親ははおやかえりがおそいと、ばこなかから、あかるみのあるほういて、しきりとなくのでした。
どこかに生きながら (新字新仮名) / 小川未明(著)
やがて、このおおきなごみばこをのせたくるまは、あるさびしい郊外こうがいのくぼくと、そこのところでとまりました。
風の寒い世の中へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
ははねこは、あとのこしたねこのことを心配しんぱいしながら、方々ほうぼうのごみばこや、勝手かってもとをあさったのでした。
どこかに生きながら (新字新仮名) / 小川未明(著)
画かきはにわかにまじめになって、赤だの白だのぐちゃぐちゃついたきたない絵の具ばこをかついで、さっさと林の中にはいりました。
かしわばやしの夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
宗左は名高い大名の折角のお招きだといふので、出来るだけ供をたんと連れて、供にははさばこ長刀なぎなたなどを担がせた。
必要以上に全身の緊張を感じてケージへ入るとき、必要以上に脚をもち上げるような動作で伸子と素子はやっと三階へ往復する用事をすませた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
その乾きあがった気ぜわしさがどうにもなじめなくて、伸子は一台のケージをやりすごしたまま、立っていた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ところがこの三月ばかり前のことです。驚きましたよ。いつの間にシテヤラレたものですか、その聖書の中味がスッポ抜かれちゃって、ケースだけがあそこの棚の隅に残っているのを発見しちゃったんです。
悪魔祈祷書 (新字新仮名) / 夢野久作(著)