“衣裳箱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしやうばこ33.3%
いしょうばこ33.3%
スウツケース33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さうだ、私は打ち勝たなくてはならない。私の前には永遠がある。話してしまつた方がいゝ。——私の衣裳箱いしやうばこのところへ行つて、開けて、其處にある手紙を出しておくれ。」
何のことかと思っていると、おおげさな包みの衣裳箱いしょうばこを命婦は前へ出した。
源氏物語:06 末摘花 (新字新仮名) / 紫式部(著)
とそれを見た或人が不思議がつて訊くと、増田氏はその男を態々わざ/\自動車へ引張り込んで、衣裳箱スウツケースから料紙インキ壺の特別装置まで、自慢さうに説明して聞かせたさうだ。