“衣裳榎”の読み方と例文
読み方割合
いしょうえのき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今頃、彼等は王子稲荷の衣裳榎いしょうえのきとやらで狐の面をかぶって、夢中になって化かしつ化かされつしているところでしょう。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
王子稲荷の衣裳榎いしょうえのきから、狐の踊りが流行はやり出したということに刺戟されて、上州の茂林寺もりんじから狸の踊りを繰出して、その向うを張ろうというのはばかばかしいり方です。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「これから王子の衣裳榎いしょうえのきへ行って踊ります、皆さん、後からいらっしゃい」
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)