“衣裳戸棚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしょうとだな66.7%
クロゼット16.7%
コムモーデ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見たこともないような大きな鏡ばかりの衣裳戸棚いしょうとだなげちょろの鏡台、じゅくじゅく音を立てているスティム
旅の絵 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
リゼットは二日ほどやす葡萄酒ワインほかは腹に入れないことを話した。廉葡萄酒だけは客のために衣裳戸棚クロゼットの中に用意してあった。
売春婦リゼット (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
……衣裳戸棚コムモーデ、……ティッシェ、……穴蔵ケルレル、……料理場キュッヘ……。そうだ。なるほど、あそこだったんだ。……なぜ、気がつかなかったんだろう。あんなたわいもないことになぜ気がつかなかった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)