“料理場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いたば33.3%
キュッヘ33.3%
ギャレイ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日はまた運悪く、Ｓ楼じゃ今朝っから研屋を招（よ）んで料理場（いたば）の包丁を皆残らず研がしといたんだとさ。
ある遊郭での出来事：公娼存廃論者への参考資料としての実例 (新字新仮名) ／ 若杉鳥子(著)
……衣裳戸棚（コムモーデ）、……机（ティッシェ）、……穴蔵（ケルレル）、……料理場（キュッヘ）……。そうだ。なるほど、あそこだったんだ。……なぜ、気がつかなかったんだろう。あんなたわいもないことになぜ気がつかなかった。
魔都 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)
猿（ましら）のように為吉は高い側（サイド）を攀（よ）じ登って、料理場（ギャレイ）の前の倉庫口（ハッチウェイ）から側炭庫（サイドバンカア）へ逃げ込んだ。
上海された男 (新字新仮名) ／ 牧逸馬(著)