“衣裳箪笥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしょうだんす80.0%
アルモワアル20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の衣裳箪笥いしょうだんすにはあなたが編んで下さった寝間帽子が三つも入っています。私はそれを折に触れては思いつくままに取りかえて被ります。
聖アンデルセン (新字新仮名) / 小山清(著)
僕等の通った二階の部屋は中央に据えたテエブルは勿論、椅子いすも、唾壺たんつぼも、衣裳箪笥いしょうだんすも、上海や漢口かんこうの妓館にあるのとほとんど変りは見えなかった。
湖南の扇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのとき寢臺やら鏡臺やら衣裳箪笥アルモワアルまでその中にもちこませて、隅におかせてゐたが、それらもいまだにアトリエに他の繪の道具なんぞと一しよくたにそのままになつてゐた。
おもかげ (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)