“箪笥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんす92.8%
だんす7.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は涙で顔いっぱい濡らしながら、納戸にある箪笥の引出しをあけ、唐草模様の風呂敷に、自分の着物をごしごしとつめ込んでいた。
狂い凧 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
学校へ行く時、母上が襟巻をなさいとて、箪笥曳出しを引開けた。冷えた広い座敷の空気に、樟脳が身に浸渡るように匂った。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)
「お勝手箪笥から献上箱、それから今度は進物駕籠と、いやいろいろの名称をつけて、送る方でもよく送るが、取る方でもよく取るのう」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「洋服箪笥や何か、眼につく物は持って行って貰わんと工合悪いけど、大事な物は置いときなさい。アパートは何処にするのん」
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)