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『狂い凧』
ふりがな文庫
『
狂い凧
(
くるいだこ
)
』
ある晴れた日の夕方、夕焼雲の色が褪せかけた頃、私は郊外の道を歩いていた。季節は晩秋か、初冬だったと思う。地上や中空にかなり強い風が吹いていて、樹々の梢を動かし、乾いた砂埃を立てていた。 それはある私鉄と別の私鉄の駅間を結ぶ道路で、中央部が簡 …
著者
梅崎春生
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「群像」講談社、1963(昭和38)年1月~5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3時間46分(500文字/分)
朗読目安時間
約6時間16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
狼
(
ろう
)
腫
(
ば
)
箒
(
ぼうき
)
先
(
せん
)
凭
(
も
)
白酒
(
パイチュウ
)
膿
(
のう
)
代
(
しろ
)
佇
(
た
)
凧
(
だこ
)
嚥下
(
のみくだ
)
塵埃
(
じんあい
)
壕舎
(
ごうしゃ
)
夕昏
(
ゆうぐれ
)
大沽
(
タークー
)
征
(
い
)
旨
(
むね
)
框
(
がまち
)
礫
(
こいし
)
義兄
(
にい
)
翳
(
かげ
)
苦力
(
クリー
)
蒸籠
(
せいろ
)
訊
(
たず
)
高粱
(
コーリャン
)
中
(
うち
)
付箋
(
ふせん
)
伜
(
せがれ
)
体躯
(
たいく
)
保
(
も
)
俥夫
(
しゃふ
)
儲
(
もう
)
内儀
(
かみ
)
匍匐
(
ほふく
)
千鈞
(
せんきん
)
半纏
(
はんてん
)
反
(
そ
)
台辞
(
せりふ
)
呂律
(
ろれつ
)
和
(
なご
)
咎
(
とが
)
善哉
(
ぜんざい
)
嗣
(
つ
)
地隙
(
ちげき
)
奔
(
はし
)
少時
(
しばらく
)
年嵩
(
としかさ
)
慰藉
(
いしゃ
)
所謂
(
いわゆる
)
掏摸
(
すり
)
提
(
さ
)
杜氏
(
とうじ
)
梁
(
はり
)
梱包
(
こんぽう
)
欅
(
けやき
)
死貌
(
しにがお
)
殴
(
なぐ
)
毀損
(
きそん
)
気障
(
きざ
)
洟
(
はな
)
涸
(
か
)
温気
(
うんき
)
滲
(
にじ
)
漸減
(
ぜんげん
)
熟
(
う
)
甕
(
かめ
)
甥
(
おい
)
癇
(
かん
)
白粉
(
おしろい
)
盥
(
たらい
)
眉宇
(
びう
)
矍鑠
(
かくしゃく
)
磅礴
(
ほうはく
)
禁忌
(
きんき
)
穿刺
(
せんし
)
箪笥
(
たんす
)
粟
(
あわ
)
経緯
(
いきさつ
)
縊死
(
いし
)
肝腎
(
かんじん
)
胸椎
(
きょうつい
)
脆
(
もろ
)
舟子
(
かこ
)
舳
(
へさき
)
舷
(
ふなばた
)
船艙
(
せんそう
)
艀
(
はしけ
)
艪
(
ろ
)
艫
(
とも
)
莨
(
たばこ
)
薬罐
(
やかん
)
蟄居
(
ちっきょ
)
街衢
(
がいく
)
袂
(
たもと
)
裾毛
(
すそげ
)
詣
(
まい
)
辷
(
すべ
)
追熟
(
ついじゅく
)
這
(
は
)
鉄鋲
(
てつびょう
)