“千鈞”の読み方と例文
読み方割合
せんきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千鈞せんきんの重みのある所です。彼れは実に尚亨が予言した通り、沖縄に金の箍をはめて延宝三年(西暦一六七五)にこの世を辞しました。
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
やっぱり女だな、女の髪には千鈞せんきんの力があると昔からいわれているが、やっぱり本当だな! と思ったことがあったですからな!
日本橋附近 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
この歌はいずれも趣向の複雑したる歌なれば結句に千鈞せんきんの力なかるべからず。しかるに二首ともに結句の力、上三句に比して弱きを覚ゆ。
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)