“千住”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんじゅ73.7%
こつ10.5%
せんじゆ9.2%
せんぢゆ3.9%
せんじ1.3%
せんぢう1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五ツを過ぎたころにお由は帰って来て、千住(せんじゅ)の焼き場には棺桶が五十も六十も積んであるので、とてもすぐに焼くことは出来ない。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
むかし千住(こつ)で何年とかお職を張り通したという耳の遠い留守居のばァさんをつかまえて(というのは三浦は独身(ひとり)ものだった)
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
私はあまり知人たちを見かけない千住(せんじゆ)や三河島、あるひは尾久(をぐ)から板橋にかけて、都会の汚れた裾廻しを別に要事もなく仔細ありげに歩き廻つてゐた。
大凶の籤 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
巖谷氏(いはやし)の住所(ぢうしよ)は其(そ)の頃(ころ)麹町(かうぢまち)元園町(もとぞのちやう)であつた。が麹町(かうぢまち)にも、高輪(たかなわ)にも、千住(せんぢゆ)にも、待(ま)つこと多時(たじ)にして、以上(いじやう)返電(へんでん)がこない。今時(いまどき)とは時代(じだい)が違(ちが)ふ。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
貸方(かしかた)から喧(やか)ましく云われ、抵当物は取られ、お母(ふくろ)と両人(ふたり)で手振編笠(てぶりあみがさ)で仕方がねえから、千住(せんじ)へまいって小商(こあきな)いを始めましたが、お母が長々(なが/\)の眼病で、とうとう眼がつぶれ、生計(くらし)に困り
見(み)ると……見渡(みわた)すと……東南(とうなん)に、芝(しば)、品川(しながは)あたりと思(おも)ふあたりから、北(きた)に千住(せんぢう)淺草(あさくさ)と思(おも)ふあたりまで、此(こ)の大都(だいと)の三面(さんめん)を弧(こ)に包(つゝ)んで、一面(いちめん)の火(ひ)の天(てん)である。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)