“大都”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいと50.0%
だいと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄塵くわうぢん濛々そう/\々として、日光さへばむで見える大都たいとの空に、是が二百まんの人間を活動させる原動げんどう力かと思はれる煤煙はいえんが毒々しくツ黒に噴出し
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
春の大都たいとのけしきは、ビルディングの屋上から見ると、まるで金粉をまいたよう、その美しさというものはありません。
九つの鍵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
夢心地ゆめごこちをドンとひとたれたやうに、そも/\人口じんこう……まん戸數こすう……まんなる、日本につぽん第二だいに大都だいと大木戸おほきどに、色香いろかうめ梅田うめだく。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そもそも東京市はその面積と人口においては既に世界屈指の大都だいとである。