“人口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんこう90.9%
ひとびと9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夢心地ゆめごこちをドンとひとたれたやうに、そも/\人口じんこう……まん戸數こすう……まんなる、日本につぽん第二だいに大都だいと大木戸おほきどに、色香いろかうめ梅田うめだく。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
例の「きり/″\すなくや霜夜のさむしろに」の歌が人口じんこう膾炙かいしゃしている通り、秋の虫の中ではコオロギが冬まで生延びることになっている。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
ひくきはよしや衣と食を、姦淫に仰げばとて、新平ならぬを栄とする、世の人口ひとびとに何として、穢多ばかりかは、人口の心の汚れ、それこそは、実に穢多なりとたださるべき。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)