“梅”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うめ95.2%
ばい1.2%
むめ1.2%
めい1.2%
ウメ1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぎにだん/\とさむさもうすらぎ、やがて三月さんがつになると、うめ、れんぎょう、ぢんちょうげなど世界せかいとなります。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
ゆきうへれる月夜つくようめはなりておくらむしきもがも 〔巻十八・四一三四〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
まことに此時このときうららかにかぜやはらかくうめの花、のきかんばしくうぐひすの声いと楽しげなるに
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
いけうめ小座敷こざしきで、トーンと灰吹はひふきたゝおとがする、むすめくと、……かげえない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
女は立膝にニジリ寄って、羽織の裾を掴みました。おうめと言って、柳橋芸者、少しとうは立ちましたが、大姐さん株では鳴らした凄い腕です。
百唇の譜 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ハア彼の紅ばいがいゝことねへと余念よねんなくながりしうしろより。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
むめちゃん、先生の下宿はこの娘のいるうちの、別室はなれちゅう二階である。
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『下学集』に胡馬うまの二字でウマなるを、日本で馬一字を胡馬うまというは無理に似たり、〈馬多く北胡にづ、故に胡馬というなり〉と説いたが、物茂卿が、めいをウメをウマというは皆音なりというた方が至当で、ウは発音の便宜上加えられたんだろ。
m音が語頭に立つものが出来た(「ウマ」「ウメ」など)。このm音はンと同種のものであるが、ン音はこの場合以外には語頭に立つことはない。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)