“梅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うめ94.5%
むめ2.2%
ばい1.1%
めい1.1%
ウメ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七「まことに宜くお出でなすった、帝釈様たいしゃくさまへおまいりに行こうと思って、帰りがけにお寄り申そうとおうめとも話をして居たが……お梅」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
仕舞しまひ養父與惣次方へ少しの縁合えんあひを以て居りしに傳吉にめぐり逢ひ同人よりあづかりし金を昌次郎にかたられしこと右金子を取戻せし節昌次郎おむめの不義相顯あひあらはれ村中寄合しせきにて傳吉よりお梅に離縁りえん状を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
千代ちいちやん鳥渡ちよつと見玉みたまみぎから二番目ばんめのを。ハア彼の紅ばいがいゝことねへと余念よねんなくながりしうしろより。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
めいをウメをウマというは皆音なりというた方が至当で、ウは発音の便宜上加えられたんだろ。
m音が語頭に立つものが出来た(「ウマ」「ウメ」など)。このm音はンと同種のものであるが、ン音はこの場合以外には語頭に立つことはない。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)