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むめ
仕舞養父與惣次方へ少しの
縁合を以て居りしに傳吉に
巡り逢ひ同人より
預りし金を昌次郎に
欺られしこと右金子を取戻せし節昌次郎お
梅の不義
相顯れ村中寄合し
席にて傳吉よりお梅に
離縁状を
梅ちゃん、先生の下宿はこの娘のいる
家の、
別室の
中二階である。
仕舞お
梅樣は我等の方へ來て居るがいゝ
然樣すれば
跡の
苦勞もなし安心なりと萬事に
拔目なき長兵衞何樣公事宿商賣程有て
行屆く事
勿々感心成ものなり扨是より
翌日早々長兵衞は家主へ
斷り
世帶を