むめ)” の例文
仕舞しまひ養父與惣次方へ少しの縁合えんあひを以て居りしに傳吉にめぐり逢ひ同人よりあづかりし金を昌次郎にかたられしこと右金子を取戻せし節昌次郎おむめの不義相顯あひあらはれ村中寄合しせきにて傳吉よりお梅に離縁りえん状を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
むめちゃん、先生の下宿はこの娘のいるうちの、別室はなれちゅう二階である。
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
仕舞しまひむめさんは我等の方へ來て居るがいゝ然樣さうすればあと苦勞くらうもなし安心なりと萬事に拔目ぬけめなき長兵衞何樣公事宿商賣程有て行屆ゆきとゞく事勿々なか/\感心かんしんなるものなり扨是より翌日よくじつ早々長兵衞は家主へことわ世帶せたい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)