“梅雨時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つゆどき91.7%
つゆどぎ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎日毎日、気がくさくさするような霖雨ながあめが、灰色の空からまるで小糠こぬかのように降りめている梅雨時つゆどきの夜明けでした。
(新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
御実験あれ。なかなかうまいものです。——梅雨時つゆどきの朝飯は、何と云っても、口の切れるような熱いコオフィと、トオストが美味のような気がします。
朝御飯 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
わたしたちは、蝙蝠傘かうもりがさを、階段かいだんあづけて、——如何いか梅雨時つゆどぎとはいへ……本來ほんらい小舟こぶねでぬれても、あめのなゝめなるべき土地柄とちがらたいして、かうばんごと、繻子張しゆすばり持出もちだしたのでは
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)