『朝御飯（あさごはん）』

倫敦で二ヶ月ばかり下宿住いをしたことがあるけれど、二ヶ月のあいだじゅう朝御飯が同じ献立だったのにはびっくりしてしまった。オートミール、ハムエッグス、ベーコン、紅茶、さすがに閉口してしまって、いまだにハムエッグスとベーコンを見ると胸がつかえそ …

著者	林芙美子
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約6分（500文字/分）
朗読目安時間	約10分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

和（あ） 刻（き） 香（こう） 如何（いかが） 金（きん） 瓶詰（びんづ） 度（たび） 摘（つ） 焚（た） 涎（よだれ） 煙草（たばこ） 皮膚（ひふ） 粉（こ） 縄手（なわて） 缶詰（かんづめ） 美味（うま） 胡瓜（きゅうり） 苺（いちご） 茹（ゆ） 藷（いも） 躯（からだ） 飯（めし） 飴色（あめいろ） 待合（まちあい） 倫敦（ロンドン） 出（で） 北京（ペキン） 卵子（たまご） 吃驚（びっくり） 大連（だいれん） 如何（いか） 巴里（パリ） 炒（い） 愉（たの） 揚（あ） 方々（ほうぼう） 樺太（からふと） 櫃（ひつ） 但（ただ） 淹（い） 炊（た）