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櫃
ふりがな文庫
“櫃”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひつ
79.4%
びつ
9.3%
はち
5.2%
ひつぎ
2.1%
おはち
1.0%
き
1.0%
はこ
1.0%
ビツ
1.0%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひつ
(逆引き)
艫に大きな飯たき
釜
(
がま
)
をすえ、たきたての飯を
櫃
(
ひつ
)
につめているのもある。その飯の色のまっ白なのが妙に目についてしようがなかった。
旅日記から
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
櫃(ひつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
びつ
(逆引き)
「虫干しだ。——よろい
櫃
(
びつ
)
やら
矢束
(
やたば
)
やら。イヤ、持ち出してみると、思いのほか、少ないものよ」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
櫃(びつ)の例文をもっと
(9作品)
見る
はち
(逆引き)
そこで、冷かしも、
交
(
ま
)
ぜっ返しも気に掛ける
暇
(
いとま
)
なく、
見栄
(
みえ
)
も
糸瓜
(
へちま
)
も棒に振って、いきなり、お
櫃
(
はち
)
からしゃくって茶碗へ一杯盛り上げた。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
櫃(はち)の例文をもっと
(5作品)
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▼ すべて表示
ひつぎ
(逆引き)
テュイルリー宮殿の財宝の
櫃
(
ひつぎ
)
は、一八四八年にはだれからまもられていたか。サン・タントアーヌ郭外の
屑屋
(
くずや
)
どもからではなかったか。ぼろは宝物の前に番をしたのである。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
櫃(ひつぎ)の例文をもっと
(2作品)
見る
おはち
(逆引き)
兎も角もランプをつけて、東京から
櫃
(
おはち
)
ごと
持参
(
じさん
)
の冷飯で
夕餐
(
ゆうげ
)
を済まし、彼等夫妻は西の六畳に、女中と三吉は頭合せに次の六畳に寝た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
櫃(おはち)の例文をもっと
(1作品)
見る
き
(逆引き)
今の歐羅巴の美術は大抵沒理想派の
賜
(
たまもの
)
なり。沒理想派の賜をばわれ受けて、沒理想派の論をばわれ斥く。されば
璧
(
へき
)
を留めて
櫃
(
き
)
を
還
(
かへ
)
すを我山房の
謀
(
はかりごと
)
とするなり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
櫃(き)の例文をもっと
(1作品)
見る
はこ
(逆引き)
あゝこれらの
最
(
いと
)
も富める
櫃
(
はこ
)
に——こは下界にて種を
蒔
(
ま
)
くに
適
(
ふさ
)
はしき地なりき——收めし物の豐かなることいかばかりぞや 一三〇—一三二
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
櫃(はこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ビツ
(逆引き)
東京芝大神宮の
行器
(
ホカヒ
)
——ちぎ・ちげ又は、ちぎ
櫃
(
ビツ
)
と言ふ——は、大久保彦左用ゐる所の首桶だと言ふ。而も食物容れだと言ふ事は、其処でも忘られては居ない。
唱導文学:――序説として――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
櫃(ビツ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“櫃”の解説
櫃(ひつ)とは、比較的大型の箱。英語のチェスト (chest) に相当する。
(出典:Wikipedia)
櫃
漢検1級
部首:⽊
18画
“櫃”を含む語句
飯櫃
唐櫃
長櫃
鎧櫃
御櫃
米櫃
櫃台
空櫃
文櫃
小櫃
岩櫃山
具足櫃
半櫃
衣櫃
唐櫃二合
折櫃
革櫃
炭櫃
糧米櫃
飯櫃形
...
“櫃”のふりがなが多い著者
槙本楠郎
アリギエリ・ダンテ
吉川英治
徳冨蘆花
壺井栄
南方熊楠
梅崎春生
林不忘
井上円了
柳宗悦