“糧米櫃”の読み方と例文
読み方割合
ろうまいびつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多くの農家には関西でゲビツ、東北でケシネギツなどという糧米櫃ろうまいびつがあって、その中にはほぼその分量を盛るひさごまたは古椀ふるわんなどが入れてあった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それを日ざしを見ていて午飯の刻限近しと見るや、飛んで帰ってきて飯焚めしたきの支度をしたのは主婦である。ケシネビツすなわち糧米櫃ろうまいびつの中にますが入っている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
朝け夕けの常の飯料はんりょうは、ふつうにはげびつまたは糧米櫃ろうまいびつ、すなわち今いう米櫃こめびつの中に入れてあって、それにはざっと二合半入りの、大きな木のわんを添えて置いて
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)