“謀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はか55.6%
はかりごと21.0%
たくら7.9%
はかり4.0%
たく3.6%
しめ2.4%
ぼう1.2%
たくらみ0.9%
はかっ0.9%
たくみ0.6%
ハカ0.6%
0.3%
くわだて0.3%
シノビ0.3%
ハカリゴト0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第四に人々相集まりて一国一社会を成し、互いに公利をり共益を起こし、力の及ぶだけを尽してその社会の安全幸福を求むること。
家庭習慣の教えを論ず (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
保科弾正槍弾正、高坂弾正逃弾正」を以てあえて争わなかったところは、沈勇にしてを好む人傑の面影を見ることもできます。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「何、北条殿の御意で、これにを伏せておらるるとか。——さては、われわれのみが、く先方に洩れているのではあるまいか」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それによれば、楠木ので、正成のひきいる水軍が、ゆくての塩飽島、ほか島々の島蔭に、待機している様子だ——というのである。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吉保の身辺に危害をむ刺客の影のさすことは、きょうまで一度や二度のことではなかった。吉保もいつか馴れて来たほどである。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも師直の説明によると、塩冶は西国の菊池、四国の土居得能、北国の新田と内密にし合わせて一度に都へ攻めのぼらせる。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すべて尊氏のだったのだ。じっくり見直してみなければならない。鎌倉在住のころも、這奴はただの“ぶらり駒”ではなかったのだ。
そんな深いとは知る由もなく署長は二人の争いには困惑して結局、両人を捕縛した人に証言を求めようと思って四辺を見廻したが紳士の姿はもうそこには見えなかった。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
今消極のてこれを防ぐにもせよ、積極の利をてこれをるにもせよ、旧藩地にて有力なる人物は必ずこれを心配することならん
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「おお、何だと。……少年、はやくに経史を学び、長じて、心にをえがくも? ……」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
資本金中二万株ハニ三井組小野組ヨリ入社セリ、一万株即チ一百万円ハ諸君ニ応ジ分割スベシ、諸君クバ協力同心シテ共ニ洪益ランコトヲ
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洛内にては、人目もあるゆえ、鹿へ集った当日、万端おちあわせする考え。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王侍御はそのを知ってひどく心配したがどうすることもできなかった。ある夜王侍御が早く寝た。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
ロ京師ニ上リ訴フル所アラント、二月上旬、東山道ヲ発ス。将門、ヲシテ、我ガ上京ヲ知リ、軽兵百余騎、疾風ノ如ク追躡シ来ル。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ヤ不才、計ヲ問イ、ヲ求ム、皆君ガ神算ニヅ。呉ヲケ、曹ヲ討チ、劉ヲ安ンジ、首尾掎角、為ニシ、嗚呼公瑾今ヤ永ク別ル。何ヲリ何ヲカ望マン。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)