“悪謀”のいろいろな読み方と例文
旧字:惡謀
読み方割合
わるだくみ57.1%
わるだく28.6%
あくぼう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「成る程……現在いまの独逸には在りそうな話ですね。悪謀わるだくみに邪魔になる人間は、戦場に送るのが一番ですからね」
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ところが、十一月二十三日の節会をまえにして、院中の悪謀わるだくみを、ひそかに、忠盛のもとへ、ぶみをもって
また、ひとたび血判連名までさせた一味徒党をも、にわかに振り捨てることもできがたく、とやかく悶々もんもんたるうちに、いつか前にも増して、大胆なる悪謀あくぼうの遂行へ踏みすすんで行く紋太夫でござりました
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)