“悶々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんもん88.5%
もん/\6.6%
もだ/\3.3%
むしゃくしゃ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幻聴の中では、彼の誠意を嗤(わら)うシイカの蝙蝠(こうもり)のような笑声を聞いた。かと思うと、何か悶々(もんもん)として彼に訴える、清らかな哀音を耳にした。
橋 (新字新仮名) / 池谷信三郎(著)
云い換えれば、道阿弥を織部正則重に擬し、松雪院を桔梗の方に擬して、初恋の人と別れてからの悶々(もん/\)の情を晴らしたのである。
自分ながら自分の藝術の貧(まづ)しいのが他になる、憐(あわれ)に對(たい)してまた自分に對して妄(なやみ)と不平(ふへい)が起る。氣が惓(う)ンずる、悶々(もだ/\)する、何を聞いても見ても味氣(あじき)ない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
思切ッてはいないが、思切らぬ訳にもゆかぬから、そこで悶々(むしゃくしゃ)する。利害得喪、今はそのような事に頓着無い。只己(おの)れに逆らッてみたい、己れの望まない事をして見たい。鴆毒(ちんどく)? 持ッて来い。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)