“嗤”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
わら95.3%
わろ1.3%
わらい0.9%
あざわ0.4%
あざわら0.4%
わう0.4%
わらわ0.4%
アザ0.4%
ワラ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“嗤”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.2%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「ところが、役者はこっちの方だと云いたいくらいさ、最初から、給金しんしょうも出ないくせにわらわれどおしじゃないか」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
兵士つわものたちは、この常とは変って悠々閑々ゆうゆうかんかんとした戦いの準備を心竊こころひそかわらっていた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「軍師、わろうてくれ。女々めめしいとは知りながら、凡情いかんともなし難い」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「起てっ。起たねば、卑怯なりと、世間へわろうてやるぞ」
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日文壇の士に向って仏蘭西フランスの風光とその詩篇とを説くのはいたずら遼豕りょうしわらいを招ぐに過ぎないであろう。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
むしろ識者のわらいを招くことなからんや。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
余りに狼狽したジルベールにはルパンの謀計を了解するよしもなく、いたずらに亢奮してもがき騒いだ。ボーシュレーは別に何等の抵抗もせず自暴自棄の体ていで、ジルベールの態度をあざわらって、
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
友野は、少しばかり反身そりみになって、胸のバッチを示した。そこには帝国新聞の社章が、霧に濡れて、鈍く、私の無為徒食むいとしょくあざわらうようにくっついていた。
腐った蜉蝣 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
黄口児こうこうじ口吻こうふん、ただわううておこう。なお聞け孔明、なんじは魏の大帝をさして暗にそのことばをなすのであろうが、天数は変あり、徳ある人に帰す。桓帝かんてい、霊帝このかた、四海わかれて争い、群雄みな覇王はおうを僭称す。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は金につまつて心中なんぞを為た、と人にわらわれましても、情婦をんなの体を売つたお陰で、やうやう那奴あいつ等は助つてゐるのだ、と一生涯言れますのは不好いやで御座います。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
何となく、国学者・儒者のもの/\しさを、アザ笑つてゐるやうに見える。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
尠くとも、彼の舞台に唆られた覚えのある同年輩の浪花びとの中には、この心を知つてワラはぬ者もあるだらう。