“黄口児”の読み方と例文
読み方割合
こうこうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「貴様の如き黄口児こうこうじになんでこの袁紹があざむかれようぞ。いかに嘘を構えても、謀叛心はもはや歴然だ。成敗して陣門にさらしてくれる」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この夏侯惇の眼から見れば若輩孔明のごときは、あくたにひとしい。第一、あの黄口児こうこうじはまだ実戦の体験すら持たないではないか。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄口児こうこうじ口吻こうふん、ただわううておこう。なお聞け孔明、なんじは魏の大帝をさして暗にそのことばをなすのであろうが、天数は変あり、徳ある人に帰す。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)