“不平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふへい91.0%
こぼ6.0%
みだれ1.5%
やくさ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すずめは、こころうちに、こんな不平ふへいがありましたけれど、しばらくだまって、こまどりの熱心ねっしんうたっているのにみみかたむけていていました。
紅すずめ (新字新仮名) / 小川未明(著)
はっはっは、言わねえこっちゃねえ。提灯屋、ま、不平こぼさねえで御用大事と——勘、どこかで茶漬けでもかっこんで帰るべえ。彦、紙屑籠を
是れまことに天、朕が不叡をさなく、且つ国の不平みだれたるをあはれみたまひて、天業あまつひつぎ経綸をさ宗廟くにいへを絶たざらしめたまふか
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
我が御子たち不平やくさみますらし。その葦原の中つ國は、もはらいまし言向ことむけつる國なり。かれ汝建御雷の神あもらさね