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不平
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こぼ
ふりがな文庫
“
不平
(
こぼ
)” の例文
はっはっは、言わねえこっちゃねえ。提灯屋、ま、
不平
(
こぼ
)
さねえで御用大事と——勘、どこかで茶漬けでもかっこんで帰るべえ。彦、紙屑籠を
釘抜藤吉捕物覚書:02 梅雨に咲く花
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
聞
(
き
)
いて見ると
梅雨
(
つゆ
)
はもう
明
(
あ
)
けたんだらうか、どうだらうかといふ研究なんだが、
一人
(
ひとり
)
の
婆
(
ばあ
)
さんが、
昔
(
むかし
)
は
雷
(
かみなり
)
さへ鳴れば
梅雨
(
つゆ
)
は
明
(
あ
)
けるに
極
(
き
)
まつてゐたが、近頃ぢや
左
(
さ
)
うは
不可
(
いか
)
ないと
不平
(
こぼ
)
してゐる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
持ちながら、
不平
(
こぼ
)
すなんてのは、有難冥利に尽きるこった。いや、おいらの子だが、庄公は感心者だ。どこへ出しても恥かしくねえ、なんと立派なもんじゃあねえか、なあ婆さん。
釘抜藤吉捕物覚書:12 悲願百両
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
主役たる造営奉行の
肚
(
はら
)
がわからないから、めったに
不平
(
こぼ
)
すことはできない。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“不平”の意味
《名詞》
不 平(ふへい; 形容動詞: --ナリ)
不満。満足できないで心が平らでない様。
不満を感じていることを表明すること。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
“不平”で始まる語句
不平顏
不平均
不平家
不平等
不平臥
不平面
不平士族