“熱心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねっしん76.2%
ねつしん20.8%
ねんしん1.0%
むき1.0%
イーガー1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だれが、そのあいだにやってきてもあわないつもりで、ぐちかためた。そして、まめふくろからして、熱心ねっしんかぞえはじめました。
幸福の鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
日本につぽんにもよしちひさくとも、こゝかしこに考古學こうこがく博物館はくぶつかんてられてあつたら、このドイツの少年しようねんのように熱心ねつしん子供こども出來でき
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
まよひし邪正じやしやうがたし、鑑定かんてい一重ひとへ御眼鏡おめがねまかさんのみと、はじたるいろもなくべらるゝに、母君はゝぎみ一トたびあきれもしつおどろきもせしものゝ、くまで熱心ねんしんきはまりには
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しかし余りトラムプを弄んだことのない宏は勿論、寧ろおつき合ひにいい加減にお茶を濁してゐる五郎も、熱心むきになつて相手の札を記憶してゐる真弓の敵ではなかつた。真弓はずつと勝ちつづけた。
水と砂 (新字旧仮名) / 神西清(著)
青木が、高等学校時代と同じような、熱心イーガーな態度で、コーヒーを飲んだり、料理を食ったりしていることが、啓吉の心を暗くした。
祝盃 (新字新仮名) / 菊池寛(著)