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熱心
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ねっしん
ふりがな文庫
“
熱心
(
ねっしん
)” の例文
だれが、その
間
(
あいだ
)
にやってきてもあわないつもりで、
入
(
い
)
り
口
(
ぐち
)
の
戸
(
と
)
を
堅
(
かた
)
く
締
(
し
)
めた。そして、
豆
(
まめ
)
を
袋
(
ふくろ
)
から
出
(
だ
)
して、
熱心
(
ねっしん
)
に
算
(
かぞ
)
えはじめました。
幸福の鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
翌朝
(
よくちょう
)
セルゲイ、セルゲイチはここに
来
(
き
)
て、
熱心
(
ねっしん
)
に十
字架
(
じか
)
に
向
(
むか
)
って
祈祷
(
きとう
)
を
捧
(
ささ
)
げ、
自分等
(
じぶんら
)
が
前
(
さき
)
の
院長
(
いんちょう
)
たりし
人
(
ひと
)
の
眼
(
め
)
を
合
(
あ
)
わしたのであった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
玄翁
(
げんのう
)
は
殺生石
(
せっしょうせき
)
の
前
(
まえ
)
に
座
(
すわ
)
って、
熱心
(
ねっしん
)
にお
経
(
きょう
)
を
読
(
よ
)
みました。そして
殺生石
(
せっしょうせき
)
の
霊
(
れい
)
をまつってやりました。
殺生石
(
せっしょうせき
)
がかすかに
動
(
うご
)
いたようでした。
殺生石
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
あなたが毎日
熱心
(
ねっしん
)
にお
祈
(
いの
)
りなさるのを感心して、
上手
(
じょうず
)
に人形を使うことを
教
(
おし
)
えてあげたいと思って、ここにでてまいったのです。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そして読みながら
上着
(
うわぎ
)
のぼたんやなんかしきりに
直
(
なお
)
したりしていましたし
燈台看守
(
とうだいかんしゅ
)
も下からそれを
熱心
(
ねっしん
)
にのぞいていましたから
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
そういわれて、さっきの
熱心
(
ねっしん
)
な子どもが、そっとかた手をさし出しました。おじいさんは、その小さな手を大きな手でとって
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
つづけざまにお
催促
(
さいそく
)
を
受
(
う
)
けましては、ツイその
熱心
(
ねっしん
)
にほだされて、
無下
(
むげ
)
におことわりもできなくなって
了
(
しま
)
ったのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
書画
(
しょが
)
骨董
(
こっとう
)
を
買
(
か
)
うことが
熱心
(
ねっしん
)
で、
滝田
(
たきた
)
さん
自身
(
じしん
)
話
(
はな
)
されたことですが、
何
(
なに
)
も
買
(
か
)
う
気
(
き
)
がなくて
日本橋
(
にほんばし
)
の
中通
(
なかどお
)
りをぶらついていた
時
(
とき
)
夏目先生と滝田さん
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
けれども、アリ・ババへかたきうちをすることは、前よりももっともっと
熱心
(
ねっしん
)
に考えていました。そして、またある一つの方法を考えつきました。
アラビヤンナイト:03 三、アリ・ババと四十人のどろぼう
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
主人
(
しゅじん
)
は、あたりを見まわしたが、もちろん、店さきでまだ
卵
(
たまご
)
を
熱心
(
ねっしん
)
に見くらべている客よりほかに、だれもいなかった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
アーサはけっして勉強することをいやだとは言わなかったが、注意と
熱心
(
ねっしん
)
がまるでがけていた。書物を手にのせればいやとは言わずに受け取った。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
その夜、かれは、思いこんだようすで、
楽隊
(
がくたい
)
の
旗
(
はた
)
もちのしごとはぜひ自分にさせてもらいたいと
熱心
(
ねっしん
)
にたのんだ。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
そんな
状況
(
じょうきょう
)
であるから、
営業
(
えいぎょう
)
どころの
騒
(
さわ
)
ぎでない。自分が
熱心
(
ねっしん
)
奔走
(
ほんそう
)
してようやく
営業
(
えいぎょう
)
は人にゆずりわたした。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
するとコウノトリは、たちどころに、ニールスをいっしょにつれていくように、
熱心
(
ねっしん
)
にすすめました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
此家の
主人
(
あるじ
)
は彼小笠原に剣を
抛
(
なげう
)
つ可く
熱心
(
ねっしん
)
勧告
(
かんこく
)
したが、一年後の今日、彼は陸軍部内の
依怙
(
えこ
)
情実に
愛想
(
あいそう
)
をつかし
疳癪
(
かんしゃく
)
を起して休職願を出し、北海道から出て来たので
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
おれが
君
(
きみ
)
たちを
探
(
さが
)
したやうに、あせりあせり
熱心
(
ねっしん
)
に
俺達
(
おれたち
)
に
手
(
て
)
を
差
(
さ
)
し
出
(
だ
)
したのを
知
(
し
)
ってゐる
一九三二・二・二六:―白テロに斃た××聯隊の革命的兵士に―
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
またせめては先生の
生前
(
せいぜん
)
において、予がいかにこの
感泣
(
かんきゅう
)
すべきこの
感謝
(
かんしゃ
)
すべき
熱心
(
ねっしん
)
と、いかにこの
欣戴
(
きんたい
)
し
惜
(
お
)
かざる
衷情
(
ちゅうじょう
)
とを
具
(
つぶ
)
さに
言
(
い
)
いも
出
(
いで
)
ずして今日に至りたるは、先生これを
何
(
なん
)
とか思われんなどと
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
それは、王子の
熱心
(
ねっしん
)
なおのぞみであったからです。
灰だらけ姫:またの名 「ガラスの上ぐつ」
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
すずめは、
心
(
こころ
)
の
中
(
うち
)
に、こんな
不平
(
ふへい
)
がありましたけれど、しばらく
黙
(
だま
)
って、こまどりの
熱心
(
ねっしん
)
に
歌
(
うた
)
っているのに
耳
(
みみ
)
を
傾
(
かたむ
)
けて
聞
(
き
)
いていました。
紅すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
船
(
ふね
)
のはげしき
動揺
(
どうよう
)
につれて、
幾度
(
いくたび
)
となく
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
さるる
私
(
わたくし
)
の
躯
(
からだ
)
——それでも
私
(
わたくし
)
はその
都度
(
つど
)
起
(
お
)
き
上
(
あが
)
りて、
手
(
て
)
を
合
(
あわ
)
せて、
熱心
(
ねっしん
)
に
祈
(
いの
)
りつづけました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
けれどマタンは、おどろくほど
熱心
(
ねっしん
)
でした。仕事をしてるとき、その小さな目は、青い
宝石
(
ほうせき
)
のようにかがやいていました。
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
そこで、ついお
隣
(
となり
)
の
和泉国
(
いずみのくに
)
の
信田
(
しのだ
)
の
森
(
もり
)
の
明神
(
みょうじん
)
のお
社
(
やしろ
)
に
月詣
(
つきまい
)
りをして、どうぞりっぱな
子供
(
こども
)
を
一人
(
ひとり
)
お
授
(
さず
)
け
下
(
くだ
)
さいましと、
熱心
(
ねっしん
)
にお
祈
(
いの
)
りをしていました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それはその仕事に
専念
(
せんねん
)
するということであった。
授
(
さず
)
かった
課業
(
かぎょう
)
を
覚
(
おぼ
)
えるのは、覚えるために
費
(
ついや
)
される時間ではなくって、それは覚えたいと思う
熱心
(
ねっしん
)
であった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「なあに、すぐ
除
(
と
)
れるよ。黄色の火なんか、かえって今までよりよけい
燃
(
も
)
えているくらいだ。どれ、
紅雀
(
べにすずめ
)
の毛を少しおくれ」そしてお父さんは
熱心
(
ねっしん
)
にみがきはじめました。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
船
(
ふな
)
のりはいつのまにか、わかいなかまのふしぎな話にひきずりこまれて、
熱心
(
ねっしん
)
にきいていた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
町
(
まち
)
の
人々
(
ひとびと
)
のことは
彼
(
かれ
)
はいつも
軽蔑
(
けいべつ
)
して、
無教育
(
むきょういく
)
の
徒
(
と
)
、
禽獣的生活
(
きんじゅうてきせいかつ
)
と
罵
(
ののし
)
って、テノルの
高声
(
たかごえ
)
で
燥立
(
いらだ
)
っている。
彼
(
かれ
)
が
物
(
もの
)
を
言
(
い
)
うのは
憤懣
(
ふんまん
)
の
色
(
いろ
)
を
以
(
もっ
)
てせざれば、
欣喜
(
きんき
)
の
色
(
いろ
)
を
以
(
もっ
)
て、
何事
(
なにごと
)
も
熱心
(
ねっしん
)
に
言
(
い
)
うのである。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
この
計画
(
けいかく
)
にたいしては、ずっと
熱心
(
ねっしん
)
でした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
彼
(
かれ
)
も、また
草
(
くさ
)
を
分
(
わ
)
けて、なにかそのあたりに
落
(
お
)
ちていないかと、
熱心
(
ねっしん
)
にたずねましたけれど、べつになにも
見
(
み
)
あたりませんでした。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
現
(
げん
)
と
幽
(
ゆう
)
とに
分
(
わか
)
れて
居
(
お
)
りましても、
人情
(
にんじょう
)
にかわりはなく、
先方
(
せんぽう
)
で
熱心
(
ねっしん
)
ならこちらでもツイその
真心
(
まごころ
)
にほだされるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
みんなは
少
(
すこ
)
しいまいましく
思
(
おも
)
ったが、
考
(
かんが
)
えてみると、それだけ
比良夫君
(
ひらおくん
)
の
熱心
(
ねっしん
)
がつよいことになるわけだから、みんなは
比良夫君
(
ひらおくん
)
を
許
(
ゆる
)
してやることにした。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
わたしは村で
百姓
(
ひゃくしょう
)
の
働
(
はたら
)
くところを見たこともあるが、ついぞパリの近所の植木屋のような
熱心
(
ねっしん
)
なり
勇気
(
ゆうき
)
なり
勤勉
(
きんべん
)
なりをもって
働
(
はたら
)
いていると思ったことはなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
夕方、紫紺染に
熱心
(
ねっしん
)
な人たちが、みんなで二十四人、内丸西洋軒に
集
(
あつ
)
まりました。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それをみると、ヘンフリイはますます
熱心
(
ねっしん
)
に、客のようすをしゃべりたてた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
モスクワ
見物
(
けんぶつ
)
の
第
(
だい
)
一
着
(
ちゃく
)
に、ミハイル、アウエリヤヌイチはその
友
(
とも
)
をまずイウエルスカヤ
小聖堂
(
しょうせいどう
)
に
伴
(
つ
)
れ
行
(
ゆ
)
き、そこで
彼
(
かれ
)
は
熱心
(
ねっしん
)
に
伏拝
(
ふくはい
)
して
涙
(
なみだ
)
を
流
(
なが
)
して
祈祷
(
きとう
)
する、そうして
立上
(
たちあが
)
り、
深
(
ふか
)
く
溜息
(
ためいき
)
して
云
(
い
)
うには。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
と
熱心
(
ねっしん
)
にお
祈
(
いの
)
りをして、
奥州
(
おうしゅう
)
へ
向
(
む
)
かって
立
(
た
)
って行きました。
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
だが、
徳蔵
(
とくぞう
)
さんの
熱心
(
ねっしん
)
は、その
一言
(
ひとこと
)
で
翻
(
ひるがえ
)
されるものではありません。
戦死
(
せんし
)
した
友
(
とも
)
との
誓
(
ちか
)
いを
告
(
つ
)
げたので、ついに
部隊長
(
ぶたいちょう
)
も
許
(
ゆる
)
したのでした。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そしてかの女は、そのあいだときどき口をはさんで、所どころ
要点
(
ようてん
)
を
確
(
たし
)
かめるだけであった。わたしはこれほどの
熱心
(
ねっしん
)
をもって話を聞いてもらったことがなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
その
熱心
(
ねっしん
)
なようすに、マタンじいさんは動かされました。
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
けれど、
娘
(
むすめ
)
は
消
(
き
)
えると、
点
(
つ
)
け、
消
(
き
)
えると
点
(
つ
)
けして、
沖
(
おき
)
から、
遠
(
とお
)
く
陸
(
りく
)
に
燈火
(
ともしび
)
が
見
(
み
)
えるようにと、
熱心
(
ねっしん
)
にろうそくの
火
(
ひ
)
を
点
(
とぼ
)
していたのであります。
ろうそくと貝がら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしたちはこれだけの金をためるには、それこそできるだけの
倹約
(
けんやく
)
をしなければならなかった。でもマチアはわたし同様
雌牛
(
めうし
)
を買うことに
熱心
(
ねっしん
)
であった。かれは白い牛を買いたがった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
聞
(
き
)
きつけたら、きっと
自分
(
じぶん
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
して
帰
(
かえ
)
ってきてくれるにちがいない、と、
弟
(
おとうと
)
は
思
(
おも
)
いました。
弟
(
おとうと
)
は、それで、
熱心
(
ねっしん
)
に
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
き
鳴
(
な
)
らしました。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「みんなで、どうしても、
二股
(
ふたまた
)
のおんばこを
見
(
み
)
つけよう。」と
誓
(
ちか
)
って、三
人
(
にん
)
は、
熱心
(
ねっしん
)
に
草原
(
くさはら
)
を、
二股
(
ふたまた
)
のおんばこを
見
(
み
)
つけに
歩
(
ある
)
きまわったのです。
草原の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少年
(
しょうねん
)
は
金魚
(
きんぎょ
)
をちょっと
見
(
み
)
ただけで、やはり、
熱心
(
ねっしん
)
に
熱帯魚
(
ねったいぎょ
)
をながめていました。そして、
心
(
こころ
)
からそう
思
(
おも
)
うもののごとく
つばめと魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
男
(
おとこ
)
が
去
(
さ
)
ると、つぎに
社
(
やしろ
)
の
前
(
まえ
)
へきてすわったのは、まだ
若
(
わか
)
い
女
(
おんな
)
でありました。
彼女
(
かのじょ
)
は、
熱心
(
ねっしん
)
に
手
(
て
)
をあわせ
頭
(
あたま
)
をひくくたれて、ねがっていました。
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこには、やはり
良
(
りょう
)
一と
同
(
おな
)
じような
境遇
(
きょうぐう
)
の
少年
(
しょうねん
)
が、
同
(
おな
)
じ
意志
(
いし
)
と
希望
(
きぼう
)
に
燃
(
も
)
えて、
熱心
(
ねっしん
)
に
目
(
め
)
を
貼
(
は
)
り
札
(
ふだ
)
にさらしていたのです。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから、
正二
(
しょうじ
)
くんは、
熱心
(
ねっしん
)
にへやのすみずみまでさがしたのでありました。しかし、やはり
見
(
み
)
つかりませんでした。
小さなねじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
秋
(
あき
)
の
静
(
しず
)
かな、
午後
(
ごご
)
でありました。
弱
(
よわ
)
い
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
が、
軽
(
かる
)
い
大地
(
だいち
)
の
上
(
うえ
)
にみなぎっていました。のぶ
子
(
こ
)
は、
熱心
(
ねっしん
)
に、
母
(
はは
)
が、
箱
(
はこ
)
を
開
(
あ
)
けるのをながめていました。
青い花の香り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
姉
(
あね
)
は
白
(
しろ
)
い
花
(
はな
)
の
咲
(
さ
)
く
木
(
き
)
の
下
(
した
)
で、なにか
深
(
ふか
)
く、
耳
(
みみ
)
を
澄
(
す
)
まして
考
(
かんが
)
えていました。そのとき、
妹
(
いもうと
)
は、そんなこととは
知
(
し
)
らずに、
熱心
(
ねっしん
)
に
銀
(
ぎん
)
の
棒
(
ぼう
)
を
動
(
うご
)
かしていた。
灰色の姉と桃色の妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少年
(
しょうねん
)
は、二つのおけの
中
(
なか
)
にはいっている
金魚
(
きんぎょ
)
を
熱心
(
ねっしん
)
に
見
(
み
)
くらべていましたが、おじいさんが
別
(
べつ
)
にしておいた、
弱
(
よわ
)
った
金魚
(
きんぎょ
)
へ、その
目
(
め
)
を
移
(
うつ
)
したのです。
金魚売り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
南
(
みなみ
)
は
目
(
め
)
をみはりながら、あちらからくる
男
(
おとこ
)
を
見
(
み
)
ていました。
帽子
(
ぼうし
)
もかぶらずに、
手
(
て
)
のひらを
熱心
(
ねっしん
)
に
見
(
み
)
つめています。
写生に出かけた少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“熱心”で始まる語句
熱心家