“楽隊”のいろいろな読み方と例文
旧字:樂隊
読み方割合
がくたい75.0%
ジンタ16.7%
バンド8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長いささだけ門松かどまつを立てならべ、しめをはりわたした通りのまん中を、いつも見かけるマーケットの楽隊がくたいがねり歩いているのだった。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
鳴りをひそめていた楽隊ジンタはこれに勢いを得て(あなたと呼べば)と節も賑やかに囃し出す、新聞売子の面々は又してもうるさく鈴を鳴らして駆け歩く。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
湖畔の群衆は粛然とこの火光を仰いで帽を脱した、船に移った楽隊バンドは荘重な国歌プサルムを奏する、私達は声高くその一節を唱った……。(未完)