“楽器”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がっき88.9%
がくき7.4%
なりもの3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらのおとこは、楽器がっきらしたり、うたをうたったりしました。むすめらは、いずれもうつくしく着飾きかざって、これまでになくきれいにえました。
青い時計台 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たゞ山深やまふかしづが、もすれば、伐木ばつぼくこだまにあらぬ、あやしく、ゆかしくかすかに、ころりん、から/\、とたへなる楽器がくきかなづるがごときをく——其時そのときは、もりえだ
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これは信者の婦人が楽器なりものりで、白装束しろしょうぞくはかま、下げ髪で踊るのだった。なにしろ物見高い土地だから人だかりはすぐする。