“伐木”の読み方と例文
読み方割合
ばつぼく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伐木ばつぼく丁々ちょうちょう山さらに幽なりで、再生したことがかえって真の悲劇という感じを深くしているようにわたしには思われるのです。
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
が、斧の音は、あの、伐木ばつぼく丁々として、百里も遠くかすかだのに、一枝、二枝、枝は、ざわざわと緑の水を浴びて落ちる。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
領内の伐木ばつぼくの面積だけでも、年々多大の量を灰にするので、その支出の金額ばかりでなく、藩政上からも、信長は、その節約を心がけていたものだった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)