“ばつぼく”の漢字の書き方と例文
語句割合
伐木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし近間の山林は官林なので、民有林から伐木ばつぼくしてまきを運ぶのに、嶮岨けんそな峰を牛の背でやった。製煉せいれんされた硫黄も汽車の便がある土地まで牛や馬が運んだ。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
先年、ばん州神崎郡を巡回せしときに聞いた話がある。郡内のある村にて稲荷いなり社の山林を伐木ばつぼくした。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
Offingenオッフィンゲン 駅を過ぎたころ、そのあたり一面は落葉樹林で、また伐木ばつぼくが盛にしてある。土手には菫が沢山咲いている。そこの小流の汀には菖蒲のような草がもう萌えている。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)