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嶮岨
ふりがな文庫
“嶮岨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
けんそ
97.9%
けわし
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんそ
(逆引き)
こうして、さしもの
嶮岨
(
けんそ
)
ものぼり切ってしまうと、彼は厚ぼったい唇を
剥
(
む
)
いて、陶山の前に、強欲な手のひらをすぐつき出した。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その北は
遠眼鏡
(
スパイグラース
)
山の傾斜した南の肩に接し、南の方へ向ってはまた隆起して、
後檣
(
ミズンマスト
)
山と言われているごつごつした
嶮岨
(
けんそ
)
な高地になっていた。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
嶮岨(けんそ)の例文をもっと
(46作品)
見る
けわし
(逆引き)
文角鷲郎もろともに、彼の聴水が教へし路を、ひたすら急ぎ往くほどに、やがて山の
峡間
(
はざま
)
に出でしが、これより路次第に
嶮岨
(
けわし
)
く。
荊棘
(
けいきょく
)
いやが上に
生
(
お
)
ひ茂りて、折々
行方
(
ゆくて
)
を
遮
(
さえぎ
)
り。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
少しは路の
嶮岨
(
けわし
)
けれど、幸ひ今宵は月冴えたれば、
辿
(
たど
)
るに迷ふことはあらじ。その間道は……あれ
臠
(
みそな
)
はせ、
彼処
(
かしこ
)
に見ゆる
一叢
(
ひとむら
)
の、杉の森の
小陰
(
こかげ
)
より、小川を渡りて東へ行くなり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
嶮岨(けわし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“嶮岨”の意味
《名詞》
嶮岨(けんそ 「険阻」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
山や道などが険しいさま。また、険しい所。
(出典:Wiktionary)
嶮
漢検1級
部首:⼭
16画
岨
漢検準1級
部首:⼭
8画
“嶮”で始まる語句
嶮
嶮路
嶮峻
嶮崖
嶮山
嶮隘
嶮悪
嶮城
嶮難
嶮要
検索の候補
山間嶮岨
“嶮岨”のふりがなが多い著者
山東京山
押川春浪
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