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嶮岨
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けわし
ふりがな文庫
“
嶮岨
(
けわし
)” の例文
文角鷲郎もろともに、彼の聴水が教へし路を、ひたすら急ぎ往くほどに、やがて山の
峡間
(
はざま
)
に出でしが、これより路次第に
嶮岨
(
けわし
)
く。
荊棘
(
けいきょく
)
いやが上に
生
(
お
)
ひ茂りて、折々
行方
(
ゆくて
)
を
遮
(
さえぎ
)
り。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
少しは路の
嶮岨
(
けわし
)
けれど、幸ひ今宵は月冴えたれば、
辿
(
たど
)
るに迷ふことはあらじ。その間道は……あれ
臠
(
みそな
)
はせ、
彼処
(
かしこ
)
に見ゆる
一叢
(
ひとむら
)
の、杉の森の
小陰
(
こかげ
)
より、小川を渡りて東へ行くなり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
“嶮岨”の意味
《名詞》
嶮岨(けんそ 「険阻」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
山や道などが険しいさま。また、険しい所。
(出典:Wiktionary)
嶮
漢検1級
部首:⼭
16画
岨
漢検準1級
部首:⼭
8画
“嶮”で始まる語句
嶮
嶮路
嶮峻
嶮崖
嶮山
嶮隘
嶮悪
嶮城
嶮難
嶮要