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嶮難
ふりがな文庫
“嶮難”の読み方と例文
読み方
割合
けんなん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんなん
(逆引き)
寒蝉敗柳
(
かんせんはいりゅう
)
に鳴き大火西に向かいて流るる秋のはじめになりければ心細くも
三蔵
(
さんぞう
)
は二人の弟子にいざなわれ
嶮難
(
けんなん
)
を
凌
(
しの
)
ぎ道を急ぎたもうに、たちまち前面に一条の大河あり。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
輦路
(
れんろ
)
も
嶮難
(
けんなん
)
なるところから木曾路は多く
御板輿
(
おんいたごし
)
で、
近衛
(
このえ
)
騎兵に前後を
護
(
まも
)
られ、
供奉
(
ぐぶ
)
の同勢の中には伏見
二品宮
(
にほんのみや
)
、
徳大寺宮内卿
(
とくだいじくないきょう
)
、三条
太政
(
だじょう
)
大臣、寺島山田らの参議、三浦陸軍中将
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
世の中は
艱難
(
かんなん
)
の待合室であり、人間は胎内より
業苦
(
ごうく
)
を負って生れるという、されば人生は風雪を冒して
嶮難
(
けんなん
)
悪路を往くが如く、二十四時寸刻の油断もならぬ酷薄苛烈なものである
評釈勘忍記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
嶮難(けんなん)の例文をもっと
(3作品)
見る
嶮
漢検1級
部首:⼭
16画
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
“嶮”で始まる語句
嶮
嶮岨
嶮路
嶮峻
嶮崖
嶮山
嶮隘
嶮悪
嶮城
嶮要
“嶮難”のふりがなが多い著者
中島敦
島崎藤村
山本周五郎