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けんなん
語句 | 割合 |
嶮難 | 42.9% |
険難 | 28.6% |
劔難 | 14.3% |
剣難 | 14.3% |
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輦路も
嶮難なるところから木曾路は多く
御板輿で、
近衛騎兵に前後を
護られ、
供奉の同勢の中には伏見
二品宮、
徳大寺宮内卿、三条
太政大臣、寺島山田らの参議、三浦陸軍中将
意気の
凛然たる一行中尤
著るし、木村君は
初め一行に
向つて
大言放語、利根の
険難人力の
及ぶ所に
非ざるを談じ、一行の元気を
沮喪せしめんとしたる人なれ共、
本と水上村の産にして
体脚強健
取出し見れば
最早顏に
劔難の
相顯れたれば然ば明日は病氣と
僞り供を除き
捕手の向はぬ内に
切腹すべしと
覺悟を極め大膳の
許へ
使を
貫くは
劔難の相にて三十日
立ざる内に
刃に
掛り
相果るの相なり斯る
不徳の
凶相にして將軍の御子樣とは存じ奉り
難し越前守が
思考には御品は實なれど御當人に於ては
何とも
怪しく存ずるなり
愚案は
御目鏡には
背き候へども
何卒此御身の上は今一
應越前へ
吟味を
やがて途方もない夢など抱いて、果ては、乱世の
巷に、
屍を横たえよう。人相などをあてにいうではないが、
剣難の相がある、いや性格がある。