“けんなん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嶮難42.9%
険難28.6%
劔難14.3%
剣難14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輦路(れんろ)も嶮難(けんなん)なるところから木曾路は多く御板輿(おんいたごし)で、近衛(このえ)騎兵に前後を護(まも)られ、供奉(ぐぶ)の同勢の中には伏見二品宮(にほんのみや)、徳大寺宮内卿(とくだいじくないきょう)、三条太政(だじょう)大臣、寺島山田らの参議、三浦陸軍中将
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
意気(いき)の凛然(りんぜん)たる一行中尤著(いちじ)るし、木村君は初(はじ)め一行に向(むか)つて大言放語(たいげんはうご)、利根の険難(けんなん)人力の及(およ)ぶ所に非(あら)ざるを談じ、一行の元気を沮喪(そさう)せしめんとしたる人なれ共、本(も)と水上村の産にして体脚(たいきやく)強健(きやふけん)
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
取出し見れば最早(もはや)顏(かほ)に劔難(けんなん)の相(さう)顯(あらは)れたれば然ば明日は病氣と僞(いつは)り供を除き捕手(とりて)の向はぬ内に切腹(せつぷく)すべしと覺悟(かくご)を極め大膳の許(もと)へ使(つかひ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
貫(つらぬ)くは劔難(けんなん)の相にて三十日立(たゝ)ざる内に刃(やいば)に掛(かゝ)り相果(あひはつ)るの相なり斯る不徳(ふとく)の凶相(きようさう)にして將軍の御子樣とは存じ奉り難(がた)し越前守が思考(かんがへ)には御品は實なれど御當人に於ては何(なに)とも怪(あや)しく存ずるなり愚案(ぐあん)は御目鏡(おめがね)には背(そむ)き候へども何卒(なにとぞ)此御身の上は今一應(おう)越前へ吟味(ぎんみ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やがて途方もない夢など抱いて、果ては、乱世の巷(ちまた)に、屍(かばね)を横たえよう。人相などをあてにいうではないが、剣難(けんなん)の相がある、いや性格がある。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)