“相果”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいは35.3%
あいはて29.4%
あひは17.6%
あひはて11.8%
あひはつ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老母、妻にも、こころざしは申し聞けず、様子にて、さとり候も不知しらず、いよいよ相果あいはて候わば、ははつまの儀、御芳志たのみ奉り候。
命数尽きざるうちような深傷でも、数十ヶ所縫う様な傷でも決して死ぬものじゃアない、又万一療養相叶わずして相果あいはてる事があれば
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さいはひに此の一念通じ候て、ともかくも御披おんひらか被下候くだされさふらはば、此身は直ぐ相果あひはて候とも、つゆうらみには不存申候ぞんじまをさずさふらふ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
矢庭やにはに二人とも生捕いけどり引立ひきたてしは心地よくこそ見えたりけりよつて二人とも入牢申付られしが吉原にあり手負ておひの平四郎は四日相果あひはてし故檢視けんし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
寒風に吹晒ふきさらされかみまで氷りて針金はりがねの如くなれば進退しんたいこゝに極まりて兎にも角にも此處で相果あひはつる事かと思ふばかりなり時に吉兵衞倩々つら/\思にわれ江戸表えどおもてへ名のり出て事露顯ろけんに及時は三尺たかき木のそらいのち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)