“あひは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相果60.0%
相喰20.0%
相食20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
槃特はんどく相果あひはてゝからこれはうむると、其墓場そのはかばえたのが茗荷めうがだとふ事だ、されば「名をになふ」と書いて「めうが」とませる、だから茗荷めうがへば馬鹿ばかになる
(和)茗荷 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
足らしむるに非ずんば、其相喰あひはみ、相搏あひうつ、依然として今日の如けんのみ
トルストイ翁論文 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
デカダンはデカダンと相食あひはんでゐる。悪と悪とは互にそのきばを磨いてゐる。それは皆な我にちやくした処から起つて来る。現に自分すらその染着せんちやくを捨てることが出来なかつた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)