“相食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいは90.0%
あひは10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
善悪美醜幸不幸なにがその本体やらコントンとして分ちがたい物質精神相食あいはみ相重りわけの分らぬものが出来上つたのだらうと思ふ。
次いで糧食乏しくなりて人相食あいはむにおよんだ、その時一婦人坐して餓死するよりはいっそインディアンか野獣に殺さるるがましと決心して
デカダンはデカダンと相食あひはんでゐる。悪と悪とは互にそのきばを磨いてゐる。それは皆な我にちやくした処から起つて来る。現に自分すらその染着せんちやくを捨てることが出来なかつた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)