“相談”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうだん67.0%
さうだん23.9%
はなし5.5%
あひかた0.9%
はから0.9%
はな0.9%
ばなし0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、もう一こくもここにいるのが危険きけんになりましたときに、二人ふたり相談そうだんをして、どこか安全あんぜんなところへのがれることにいたしました。
幸福に暮らした二人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
らおめえにちつと相談さうだんつてもれえてえとおもふことつてたんだつけがなよ」おつたはわざあらたまつた容子ようすでなくいひけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
この頃塚原卜伝は、蔵人のために説服され、忠実な蔵人の相談はなし相手として、療養園にとどまっていた。二人は連れ立って行くことにした。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
日光を遮断しやだんする鉄塀はひとしく彼女をも我より離隔して、かりの通ふべき空もなし、夢てふもの世にたのむべきものならば、我は彼女と相談あひかたる時なきにあらず、然れどもその夢もはかなや
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
『ともあれ、叔父御の小山様、従弟いとこの進藤様などにもお相談はからい申したうえで。……のう、吉千代』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
せておまへさまは何故なぜそのやうに御心おこゝろよわいことおほせられるぞ八重やへ元來もとより愚鈍ぐどんなり相談はなしてからが甲斐かひなしとおぼしめしてかれぬ御使おつかひも一しんは一しん先方かなたさまどのやう御情おなさけしらずでらうともつらぬかぬといふことあるやうなしなにともしておのぞ屹度きつとかなへさせますものを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
(どうか、)と言う、ひそひそ相談ばなし
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)