“あひかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アヒカタ
語句割合
合方55.6%
偶娼11.1%
敵娼11.1%
相方11.1%
相談11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は漸くカワレリヤ、ルスチカナの幕開まくあきに淋しい立琴アルプ合方あひかたにして歌ふシチリヤナの一節ひとふし思付おもひついた。
黄昏の地中海 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
偶娼あひかたにせしが惚合やみづきにて二度が三度と深くなり互ひに思ひ思はれてわりなき中とは成りにけり偖此伊勢屋五兵衞と云ふはためしなき吝嗇りんしよく者にて不斷ふだん口癖くちぐせにて我程仕合者しあはせものは有るまじ世の中に子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「もう半年も前のことやよつて、今でもそこに居やはるかどうか知れへんけれど、うちへ来る牛乳屋ぎうちやはんが遊びに登楼あがらはつたら、そしたらその敵娼あひかたはんが、どうどツしやらう、お信さんどしたいふやおまへんか。」
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
何の商賣などがおありなさらう、そんなのでは無いと言ひながら蒲團の上に乘せて置きし紙入れを取あげて、お相方あひかたの高尾にこれをばお預けなされまし
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
日光を遮断しやだんする鉄塀はひとしく彼女をも我より離隔して、かりの通ふべき空もなし、夢てふもの世にたのむべきものならば、我は彼女と相談あひかたる時なきにあらず、然れどもその夢もはかなや
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)