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『我牢獄』
ふりがな文庫
『
我牢獄
(
わがろうごく
)
』
もし我にいかなる罪あるかを問はゞ、我は答ふる事を得ざるなり、然れども我は牢獄の中にあり。もし我を拘縛する者の誰なるを問はゞ、我は是を知らずと答ふるの外なかるべし。我は天性怯懦にして、強盗殺人の罪を犯すべき猛勇なし、豆大の昆虫を害ふても我心に …
著者
北村透谷
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「女學雜誌 三二〇號」女學雜誌社、1892(明治25)年6月4日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
了
(
な
)
断
(
たゝ
)
住
(
とゞ
)
比
(
ひと
)
香
(
かをり
)
憑
(
もた
)
悩
(
もだ
)
関
(
あづか
)
紅
(
くれな
)
適
(
たまた
)
機
(
をり
)
刺
(
はり
)
已
(
す
)
欲
(
おも
)
湿
(
うるほ
)
現
(
うつゝ
)
瞑
(
めい
)
謂
(
おも
)
否
(
い
)
後
(
おく
)
拘
(
かゝ
)
甚
(
いた
)
盲
(
し
)
相談
(
あひかた
)
翫弄
(
ぐわんろう
)
覗
(
うかゞ
)
以
(
も
)
傷痍
(
しやうい
)
委
(
ゆだ
)
差
(
たが
)
広濶
(
くわうくわつ
)
後
(
うしろ
)
暴
(
あ
)
来
(
こ
)
沙翁
(
さをう
)
脅
(
おびや
)
距
(
さ
)
軒端
(
けんたん
)
遂
(
つひ
)
際
(
きは
)
雖
(
いへども
)
魂
(
たましひ
)
亦
(
ま
)
傲
(
ほこ
)
凡
(
すべ
)
卑
(
ひく
)
又
(
ま
)
啻
(
たゞ
)
好
(
よ
)
娑婆
(
しやば
)
嫦娥
(
じやうが
)
害
(
そこな
)
寂寥
(
せきれう
)
尤
(
もつと
)
幽
(
かすか
)
後
(
のち
)
怯懦
(
けふだ
)
愛
(
め
)
折檻
(
せつかん
)
楽
(
たのし
)
檻
(
をり
)
況
(
ま
)
畢竟
(
ひつきやう
)
能
(
あた
)
蝙蝠
(
かうもり
)
行衛
(
ゆくゑ
)
遮断
(
しやだん
)
風勢
(
ふぜい
)
魂
(
たま
)
中
(
うち
)
乃至
(
ないし
)
乎
(
か
)
何
(
ど
)
倦
(
う
)
兎
(
と
)
吼
(
ほ
)
咬
(
か
)
喞
(
かこ
)
囚
(
とら
)
奇
(
く
)
如何
(
いか
)
妖魅
(
えうみ
)
崇重
(
そうちよう
)
慥
(
たし
)
我眼
(
わがめ
)
拘縛
(
こうばく
)
断間
(
たえま
)
斯
(
か
)
昔日
(
せきじつ
)
有
(
も
)
木葉
(
このは
)
業
(
わざ
)
欺
(
あざむ
)
毒蝮
(
どくまむし
)
洞
(
ほら
)
湊中
(
そうちゆう
)
澹乎
(
たんこ
)
為
(
な
)
然
(
しか
)
甘
(
うま
)