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喞
ふりがな文庫
“喞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かこ
73.9%
くわ
7.6%
ふく
6.5%
すだ
3.3%
くは
2.2%
ごち
2.2%
な
2.2%
かこた
1.1%
こぼ
1.1%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かこ
(逆引き)
若狭
(
わかさ
)
から越前へ移って、そこの
朝倉義景
(
あさくらよしかげ
)
へ身を寄せたところ、ここに、朝倉家の家中には
容
(
い
)
れられず、不遇を
喞
(
かこ
)
っていた一人物がいた。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
喞(かこ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
くわ
(逆引き)
男は
手暴
(
てあら
)
く重太郎を突き
退
(
の
)
けると、彼は椿の枝を持ったままで地に倒れた。これで黙っている重太郎ではない、椿の枝を口に
喞
(
くわ
)
えて又跳ね起きた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
喞(くわ)の例文をもっと
(7作品)
見る
ふく
(逆引き)
が、あらましは、事情に
詳
(
くわ
)
しい
守人
(
もりと
)
が、
噛
(
か
)
んで
喞
(
ふく
)
めるように聞かせてくれた。甚助が生れたその年のことだというから、天文十六年のことにちがいない。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
喞(ふく)の例文をもっと
(6作品)
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▼ すべて表示
すだ
(逆引き)
が、
其處
(
そこ
)
に、
又
(
また
)
此處
(
こゝ
)
に、
遠近
(
をちこち
)
に、
草
(
くさ
)
あれば、
石
(
いし
)
あれば、
露
(
つゆ
)
に
喞
(
すだ
)
く
蟲
(
むし
)
の
音
(
ね
)
に、
未
(
いま
)
だ
嘗
(
かつ
)
て
可厭
(
いや
)
な、と
思
(
おも
)
ふはなかつたのである。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
喞(すだ)の例文をもっと
(3作品)
見る
くは
(逆引き)
おどけて、くどくどと
喋
(
しやべ
)
つてゐる富岡の紫色の唇が、ゆき子には印象的だつた。富岡は煙草を出して、べとべとに煙草を
喞
(
くは
)
へこんでは喋つてゐる。眼が濁り、髪が額にたれさがつてゐる。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
喞(くは)の例文をもっと
(2作品)
見る
ごち
(逆引き)
義貞は、独り
喞
(
ごち
)
に呟いた。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
喞(ごち)の例文をもっと
(2作品)
見る
な
(逆引き)
音たてぬやうに廊下に出ると
前栽
(
ぜんさい
)
の草むらに切りに蟲が
喞
(
な
)
いて居る。冷い板を踏んでやがて臺所の方に出た。平常は明け放してある襖が矢張り冷いからだらう今夜はきちんと閉めてある。
姉妹
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
喞(な)の例文をもっと
(2作品)
見る
かこた
(逆引き)
十兵衞がのつそりで浮世の
怜悧
(
りこう
)
な人
等
(
たち
)
の物笑ひになつて仕舞へばそれで済むのぢや、連添ふ女房にまでも内〻
活用
(
はたらき
)
の利かぬ夫ぢやと
喞
(
かこた
)
れながら
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
喞(かこた)の例文をもっと
(1作品)
見る
こぼ
(逆引き)
と
喞
(
こぼ
)
してゐた。一度昌作に代つて読手になつたが、間違つたり吃つたりするので、二十枚と読まぬうちに富江の抗議で
罷
(
や
)
めて了つた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
喞(こぼ)の例文をもっと
(1作品)
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喞
漢検1級
部首:⼝
12画
“喞”を含む語句
喞々
喞筒
喞言
蒸汽喞筒
喞子
喞子桿
排氣喞筒
真空喞筒
空氣喞筒
空氣壓搾喞筒
空氣壓搾喞筒等
虫喞
蜜喞
“喞”のふりがなが多い著者
吉川英治
幸田露伴
北村透谷
佐々木邦
作者不詳
徳田秋声
谷崎潤一郎
国木田独歩
中里介山
有島武郎