“ごち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
22.2%
御馳11.1%
五智11.1%
御馳走11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、急にひとごちして、鳳輦みこしのおそばへ走ってゆき、あたりの公卿へこう告げた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兼好は、ひとごちして。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何處どこ御馳ごちなンてものがあるか』とつて海龜うみがめは、『だが、しおまへがそんなに度々たび/\それをたならば、無論むろんまへはそれのきなものつてるだらう』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
うよ』とつてあいちやんは、度々たび/\それをてよ、御馳ごち——』ひかけてきふくちつぐんでしまひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
頃日このごろく——當時たうじ唯一ゆいつ交通機關かうつうきくわん江戸えど三度さんどとなへた加賀藩かがはん飛脚ひきやく規定さだめは、高岡たかをか富山とやまとまり親不知おやしらず五智ごち高田たかだ長野ながの碓氷峠うすひたうげえて、松井田まつゐだ高崎たかさき江戸えど板橋いたばしまで下街道しもかいだう
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その軍鶏で御馳走ごちになりてえ一心で私ァ一昨年おととし手伝いにいったんだ、そうしたら畳を上げたとたんに親方がどっかの殿様から拝領したって
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
やがて光春は、独りごちして、釜のまえを起った。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)